Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
三田村 久吉; 松本 征一郎; M.W.A.Stewart*; 坪井 孝志; 橋本 昌亮*; E.R.Vance*; K.P.Hart*; 冨樫 喜博; 金澤 浩之; C.J.Ball*; et al.
Journal of the American Ceramic Society, 77(9), p.2255 - 2264, 1994/00
被引用回数:30 パーセンタイル:80.41(Materials Science, Ceramics)Naを含まない模擬高レベル廃棄物の多相チタン酸セラミック固化体に0.91wt%のCm-244を添加して崩壊の影響を調べた。1.210(崩壊/g)の線量を受けた試料のX線回折結果から、3つの構成主相-ホランダイト、ペロブスカイト、ジルコノライトの単位格子体積がそれぞれ0,2.7,2.6%増加していた。放射線損傷による体積膨張で密度は徐々に減少し、上記の線量を受けた試料の密度減少は1.7%に達した。210(崩壊/g)の線量を受けた試料からの浸出率を以前のNaを含んだ試料からの結果と比較したところ、Naを含まない場合にはCsの浸出率が3~8倍低くなった。
White, T. J.*; 三田村 久吉
Mater. Res. Soc. Symp. Proc., V333, p.299 - 304, 1994/00
高レベル廃棄物チタン酸塩固化体について、仮焼体、母材成分のみの固化体、および10wt%のJW-A模擬廃棄物を含む固化体のそれぞれの粉末X線回折データをとり、Rietveld法で解析を行った。仮焼体はフロライト、パイロクロア、ルチルおよび非晶質成分から成り、母材のみの固化体は、ルチル、ホランダイト、ジルコノライトおよびペロブスカイトから成っていた。JW-A廃棄物を含んだ固化体は、フロイデンバーガイト、ローベリンガイド、ホランダイト、ジルコノライト、ペロブスカイトおよびバッデライトから成っていた。これらの鉱物のX線回折データを集める際の手法を詳述すると共に、この解析によって得られた結晶データを一覧表にした。
White, T. J.*; 三田村 久吉; 北條 喜一; 古野 茂実
Mater. Res. Soc. Symp. Proc., V333, 0, p.227 - 232, 1994/00
30keVのHeイオンで照射し、熱処理を行った多相チタン酸塩セラミック固化体の放射線損傷と回復現象を透過電子顕微鏡でその場観察した。ホランダイト、ジルコノライト、ペロブスカイトを含む試料に1.810He/cmを照射してその変化を見た結果、これら3つの相はほぼ同じ速度で非晶質化した。この照射試料を1000C、10分間熱処理したところ、ペロブスカイトは完全にその結晶性を回復したが、他の2つの相は部分的な回復しか示さなかった。1.510He/cmの照射後では、ホランダイトの非整数超格子構造は壊されたが、基本格子に影響はなかった。この線量では、ホランダイトは1000C、1分間の熱処理で回復した。
White, T. J.*; 三田村 久吉
Materials Research Society Symposium Proceedings, Vol.294, p.109 - 116, 1993/00
定量粉末X線回折法を利用して、蓄積崩壊数で1.2410個/gまでのキュリウム添加シンロック構成相について、放射線損傷による変化を解析した。アクチニド母相については、ペロブスカイトの方が、ジルコノライトよりも放射線損傷をより受け易いことが明らかとなった。さらに、キュリウムを含まないホランダイトやフロイデンバーガイト相でも、線によると推定される構造変化が見られた。各相の存在量の解析値から、蓄積崩壊数1.2410個/gの試料で、約20%のアクチニド母相が非晶質化していると推定された。
三田村 久吉; 雨夜 隆之*; 村上 隆; 中村 治人; 永野 哲志; 馬場 恒孝
Ceramics International, 13, p.183 - 187, 1987/00
被引用回数:3 パーセンタイル:38.26(Materials Science, Ceramics)シンロックの製造工程において、還元雰囲気を保つため、従来使用されてきた還元ガス及び金属粉末の替わりに、水素チタンを用いることにより工程の簡素化化がなされた。還元雰囲気を保つに必要な水素化チタンの量は二酸化チタンに換算して高々30wt%であった。できたシンロックは、ホランダイト、ペロブスカイト、フィルコノライトの主三鉱物相と水素化チタンの解離・酸化反応に伴うTiOとから成り立っていた。カルシウム、セシウム、ナトリウムの浸出率について、従来の方式で作ったシンロックと比較したところ、同じような品質のものが得られたことが分かった。これらのことから、水素化チタンを使ったシンロック製造法は、特にホットセル内での使用に適していることが示された。